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特養の管理栄養士は暇?その理由と仕事内容を経験者が解説

こんな方におすすめ
  • 特養の管理栄養士は暇だと誤解されていて辛い
  • 他の施設の管理栄養士は忙しいのか暇なのか知りたい
  • 特養の管理栄養士として、他職種とうまくコミュニケーションをとる方法が知りたい

特養の管理栄養士になったけど、忙しさが周りに理解されずに孤独を感じることはありませんか。

お互いへの理解不足から他職種との関係が悪化、ギスギスした空気で働きづらい」「頑張りが正当に評価されずにいつまでも年収200万円台のまま貯金する余裕もない生活がずっと続く」そんな未来は避けたいですよね。

結論、特養の管理栄養士は暇ではありません。

少人数で幅広い業務をこなすため、大変ですがスキルアップしやすい環境です

とはいえ、暇な職場もまれにありますが、「時間の使い方」や「やるべきことを自分で探す」など働き方を工夫することで、やりがいをもって働くことができますよ◎

あなたの頑張りをムダにしないためにも、本文を読んで特養の管理栄養士が暇だと思われやすい理由を知り、どうすれば誤解なくよりよい仕事ができるのかチェックしてみましょう

転職エージェントは怪しいと思っていませんか?


「転職エージェントは、希望の求人を紹介してくれない」というイメージがあるかもしれません。

たしかに、転職エージェントによっては自社の利益だけを求めて、希望条件よりも年収が低い求人・通勤しづらい求人を紹介されます。

中には、大して話を聞いてくれず、希望しない求人を毎日送りつけてくる担当者もいます。

しかし、シンプル栄養士なら、ヒアリングが丁寧という口コミも多く、あなたに合ったお仕事の紹介から、面接対策・年収など条件の交渉までしてくれます。

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目次

【結論】特養の管理栄養士は暇ではないが、誤解されやすい

多くの業務を抱えていますが、仕事の性質上「表から見えにくい」ため、暇だと思われやすい職種です。

  • 加算書類作成や栄養ケア計画、献立作成などの事務作業が多い
  • 直営施設納品チェックや厨房業務、厨房内でのトラブル対応も並行して行う
  • 作業の多くが事務室や厨房で完結するため、他職種の目に触れる機会が少ない

ほかの職種からみて「何をやっているのか分かりづらい」という状況になりがち。

ここからは、なぜ「暇そうに見えてしまうのか」を具体的に分解してお伝えしていきます。

管理栄養士

あいいろ

栄養課のある場所がそもそも分かりづらい?


厨房と隣接する栄養課は、施設の端っこの分かりづらい場所に位置していることが多いです。
理由としては、食材を外部から納品したり、残食をゴミ置き場に捨てたりなどの業務が多いことから、「外部とのアクセスがしやすい施設の端っこ」に設計されやすいのです。
忙しい中でも厨房や栄養課にこもらず、積極的にフロアに出て仕事をしていくことが管理栄養士の課題でもあると感じています。

特養の管理栄養士が「暇だと思われる」理由

特養の管理栄養士が「暇だと思われる」理由
  • 事務作業が多い
  • 栄養課内での仕事が中心で、利用者さんの近くにいる時間が短い
  • 食事の変更内容が共有されず、他職種に伝わらない

事務作業が多い

事務作業が多いと、なんとなく「楽そう」「何しているんだろう」思ってしまいますよね。

特養の管理栄養士が作成する書類は意外と種類が多く、事務作業に時間をとられがちなのです。

特養の管理栄養士の事務作業

特に管理栄養士の配置が一人の施設は、こうした書類業務を一人で抱えることになるので、どうしても座っている時間が長くなってしまいます。

管理栄養士

あいいろ

温度管理や衛生管理の書類も外せない大切な業務


書類業務は一見地味ですが、確実に行うことが必要です。
数年に一度、施設には保健所の監査があります。
こうした衛生管理が実施されていないと、監査に引っかかってしまい施設の運営に支障がでるのです。

栄養課内での仕事が中心で、利用者さんの近くにいる時間が短い

利用者さんの近くにいる時間が長いと必然的に目につくので、「仕事をしている感」が出やすいですよね。

しかし、管理栄養士は給食管理業務によって厨房の近くから離れられないケースも多いです。

  • 厨房内でのトラブルに対応するため
  • 急な食事内容の変更食数の変更に対応するため
  • 食材納品に対応するため

つまり、「利用者さんの近くにいない=暇」ではなく、仕事の“場所”が違うために理解されづらいという悩みがあります。

あなたの働きが他職種に伝わっていない

あなたが利用者さんと丁寧に向き合い、食事変更などの対応をしていても、他職種から気づかれていないかもしれません。

スタッフ間できちんと情報共有ができていないと、「食事変更で何が変わったのかよく分からない」という状況に陥ります。

  • 入れ歯の不調で食事が食べづらそうだったため、担当スタッフと相談し食形態を変更。
    看護師・介護士に向けて「しばらく食事中の様子を観察してほしい」と依頼。
  • 夜勤や翌日の日勤にうまく情報が伝わらず、食形態が変わったことに気がつかれない
  • あなたのやっている仕事が理解されない

スタッフのシフト勤務の入れ替わりが激しい施設の特性上、情報共有不足によって「何してるのかわからない人」になっていることもあるのです。

特養で働く管理栄養士の仕事内容

特養で働く管理栄養士の仕事内容
  • 栄養管理
  • 給食管理
  • 多職種連携
  • 介護報酬にかかわる業務
  • 一日のスケジュール

栄養管理

利用者さんの栄養リスクを判定し、個別に栄養ケア計画を作成・実施・見直しをします。

栄養ケア・マネジメント」とも呼ばれます。

STEP
入所時栄養スクリーニング・アセスメント

身体計測・血液検査・食事調査など、の複数の情報から栄養状態を評価。
栄養リスク(低・中・高)を判定し、栄養上の問題点を確認。

STEP
栄養ケア計画

STEP1をもとに、栄養の目標を設定
達成するために、具体的な栄養補給方法や他職種による栄養ケアの方法を計画

STEP
実施・モニタリング

栄養ケア計画を実施
その結果、食事摂取量や体重、血液検査結果などはどう変わったのかモニタリング

STEP
評価

栄養ケア計画の目標が達成できたかを評価
うまくいっていない場合は、栄養ケア計画を見直し

このように目標設定と計画作成、見直しを繰り返すことで、栄養管理の成果がどのように表れているかを見直す仕組みになっています。

給食管理

365日、1日3食を提供し続けるため、調理師と協力しながら様々な業務をこなしています

主な給食管理業務

給食が委託の施設は、この一部を委託業者が担ってくれますが、直営の施設はすべて自分たちで行うため、業務量が多くなりがちなのです。

多職種連携

栄養管理や給食管理は、管理栄養士一人で完結するものではありません

多職種連携の例として、こんな場面がありますよ。

  • 認知症で食事が認識できない利用者さんの食事支援の方法を、多職種で相談する
  • 手の拘縮(こうしゅく)がある利用者さんの食事のセッティングを、リハスタッフと相談する
  • 献立について調理上の問題や改善できる点はないか、調理師と相談する

決められた会議のときだけでなく、日常的に小さな相談をしておくとコミュニケーションがとりやすくなります◎

管理栄養士

あいいろ

食の楽しみを提供する「食事レク」も多職種連携


特養のやりがいある業務のひとつが、食事レクの実施です。
自由に外出したりできない利用者さんにとって、気分転換の時間は重要。
利用者さんと一緒にデザートを作ったり、喫茶店風にして好きなドリンクと食べ物を選んでもらったり、さまざまな工夫が喜ばれます。
レクの実施のためには、スタッフの人手を確保したり、入浴の時間を調整してもらったりなど多職種での協力が不可欠。
レクや施設行事の運営を通して、学べることも沢山ありますよ◎

介護報酬にかかわる業務

介護報酬にかかわる業務は、施設の経営にかかわるのでとても大切です。

特に重要なのが、「栄養マネジメント強化加算」。

【令和3年度 介護報酬改定】栄養マネジメント強化加算についておさらい

栄養ケア・マネジメント自体が基本サービスに位置づけられ、義務化された


栄養管理の基準を満たさない事実が生じた場合、
その状況が改善されるまで、入所者全員の介護報酬が所定単位数から減算される

つまり、栄養ケアマネジメントを実施し、記録を残して必要な書類を整備しないと、施設経営にとって大きなマイナスとなってしまうのです。

一日のスケジュール

施設によって差はありますが、おおまかな流れはこんな感じです。

特養管理栄養士 一日の仕事の流れ

厨房が直営の施設は、これらに加え早番や遅番、厨房勤務のシフトがあることも多いですよ。

暇と誤解されないための他職種との協力のコツ

暇と誤解されないための他職種との協力のコツ
  • 積極的に質問・情報共有
  • 相談しやすい雰囲気づくり
  • 勉強する

積極的に質問・情報共有

よくある誤解の例

小中学生のときに、栄養士と聞くと「給食を作っている人」と思っていたのではないでしょうか。

もしかしたら、あなたの職場の人も同じイメージのままで「管理栄養士=簡単な料理だけしている」と誤解されていて、暇だと思われているかもしれません。

その結果、仕事に対する理解がされず関係が悪化し、職場で孤立をしてしまいかねないのです。

このような「管理栄養士は暇」という誤解からの孤立を避け、栄養管理をスムーズに行うためにも、積極的に質問をしたり情報共有したりするのがおすすめです。

コミュニケーションをとることで、「何を考えてどんな仕事をしているか」が伝わり誤解がなくなるので、暇ではないという印象にもつながりますよ。

たとえば、こんなコミュニケーションがおすすめです。

管理栄養士の仕事がスムーズになるコミュニケーションの例
  • 「最近○○さんの食事量が減っているように感じますが、○○(他職種)さんからみてどうですか
  • 「○○さんの体重が減ってきていて、昼に補食をつけたので促しや観察をしていただきたいです
  • 「○○さんが手が不自由で食事が食べづらいのですが、食具や姿勢で工夫できることはありますか

些細なことに思われがちですが、こうしたコミュニケーションの積み重ねが信頼関係につながり、暇だと誤解されることを防ぎますよ◎

管理栄養士

あいいろ

忙しそうで他職種に話しかけるのが怖いと思ってしまうあなたへ


介護・医療の現場は忙しく、「話しかけたいけど声をかけづらい…。」と思ってしまいますよね。
しかし、伝えるタイミング・伝え方を工夫すれば大丈夫です。
伝えるタイミングは、急ぎでなければ「申し送りの前後の時間」が比較的落ち着いているのでおすすめ。
伝え方は、「相談したいことがあるのですが、今少しお時間いいですか?」と最初に聞くこと、事前に話す内容をメモしてまとめておき、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識し、シンプルに伝えることが有効です。
準備やマナーを心がけることで、コミュニケーションがスムーズになりますよ。

相談しやすい雰囲気づくり

緊張や忙しさから「話しかけづらい人」になっていませんか?

距離が生まれると、あなたの働きや頑張りが見えづらくなり、誤解につながるので要注意です

自分から挨拶をする、フロアへ出る時間を増やすなど、少しずつでも行動していくとよいですよ。

日頃からオープンな態度を意識するだけで、相談しやすい・頼られやすい関係づくりにつながり、暇だと思われる誤解も防ぐことができます。

勉強する

他職種から栄養のことを質問されたとき、分からなくて答えられなかったことはありませんか?

あいいろ

わたしもちゃんと答えられず、「周りからの信頼を落としていないか…」と不安になったことがあります。

知識が増えることで、「栄養のことはこの人に相談しよう!」と思ってもらえたり、会話のきっかけも増えます。

  • 分からないことをそのままにせず、すぐに調べる
  • 社内外の勉強会に参加する(無料のものも結構あります)
  • 他職種がどんな仕事をしていて、どんな苦労があるのか少しでも知っておく

専門性を高めること、専門外についても理解しようとすることで、他職種との距離も近づきますよ◎

どうしても合わないなら転職も選択肢

どうしても合わないなら転職も選択肢
  • 「専門性を発揮できない」施設は一定数ある
  • 厨房が直営か委託かで働きやすさやできることが違う
  • 病院・老健・特養の違い

「専門性を発揮できない」施設は一定数ある

施設の人手不足が深刻で、栄養管理に手が回らないケースもあります。

  • ずっと厨房に入っていて、栄養管理の時間がない
  • 受診介助や送迎など、本来やるはずない業務を頼まれる
  • 残業代が支払われない、休日出勤が当たりまえ

管理栄養士としての業務がまともにできていないのなら、転職も考えましょう。

厨房が直営か委託かで働きやすさやできることが違う

業務量・管理栄養士としてできることが大きく異なり、求められる動きや責任の重さが自分に合うかどうかが変わってきます。

直営委託
献立の自由度柔軟に変えられる委託先との調整が必要
栄養管理の時間厨房業務と栄養管理の両立が必要栄養管理に集中できる
給食管理の経験献立作成や調理など、幅広く身につく委託の範囲にもよるが、限られてくる
業務量多すぎると感じる人もいる暇だと感じる人もいる


直営・委託にはそれぞれ良し悪しがあり、自分にあった環境を選ぶと働きやすいですよ◎

病院・老健・特養の違い

「今の職場で働きづらい=管理栄養士に向いていない」わけではなく、単にフィールドが合っていないだけかもしれません。

病院・老健・特養ではそれぞれ管理栄養士に求められることや仕事の内容も変わってきます

  • 病院治療の一環として栄養管理を行い、栄養指導で食事改善に貢献
  • 老健在宅復帰を目標に、リハビリと連動した栄養管理で身体機能の維持・回復を支援
  • 特養生活の場食べる楽しみを支える

つまり、あなたの能力を発揮しやすい職場を選ぶと、働きやすさやモチベーションも変わってくるのです。

特養の管理栄養士の転職については、こちらの記事でも解説しています。

希望の転職先に就職するためには、プロの力を借りるとスムーズです◎

エージェントごとに抱えている非公開求人やスタッフとの相性も異なるので、複数利用がおすすめですよ。

第1位

しんぷる栄養士
Google口コミ高評価
※対象エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉
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第2位

栄養士ワーカー
年間転職成功者数30,000人
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第3位
栄養士人材バンク
求人数26,000件以上
※2025年12月29日時点
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第4位
マイナビコメディカル
未経験・第二新卒のサポートも手厚い
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よくある質問

よくある質問
  • 本当に暇な特養もあるのですか?
  • 暇なときは何をすればいいですか?

本当に暇な特養もあるのですか?

給食管理が全面委託、管理栄養士の人数が多い施設などでまれにあります

かなり恵まれている状況ですが、人によってはスキルアップにつながりにくく物足りなく感じるかもしれません

暇なときは何をすればいいですか?

何か改善できることはないか探しましょう

業務マニュアルの見直し、献立改善、嚥下食の作り方の見直し、補食の見直しなど、働きやすさや食事満足度アップにつながることがおすすめです。

食事レクの企画も喜ばれますよ◎

暇な職場で働き続けてもいいですか?

「このままだと成長できない」と不安を感じているなら、転職活動をはじめることがおすすめです。

成長につながりづらい環境で経験年数を重ねてしまうと、市場価値が低下するリスクがあります。

キャリア形成の貴重な時期を無駄にし、将来的な選択肢を狭めることは避けたいですよね。

「今のスキルで転職先に貢献できること」「どんな働き方を理想としているのか」など、ひとつずつ整理して、行動していきましょう。

転職エージェントは怪しいと思っていませんか?


「転職エージェントは、希望の求人を紹介してくれない」というイメージがあるかもしれません。

たしかに、転職エージェントによっては自社の利益だけを求めて、希望条件よりも年収が低い求人・通勤しづらい求人を紹介されます。

中には、大して話を聞いてくれず、希望しない求人を毎日送りつけてくる担当者もいます。

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対象エリアは一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)です。

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年収を上げるにはどうしたらいいですか?

転職で年収アップを目指しましょう

特養は施設規模が小さいので、母体の法人が大きくないかぎり、役職についたり地道な昇給で年収アップを狙うのは難しいです。

特にあなたの年収が業界の給与水準よりも低いときは、転職による年収アップが実現しやすくなりますよ

管理栄養士の年収アップの方法についてはこちらの記事でも解説しています。

まとめ

  • 特養の管理栄養士は少人数で幅広い業務をこなすため暇ではなく、多様な経験が積める
  • 管理栄養士の業務は外から見えにくいため、暇と誤解されやすい
  • 他職種と上手にコミュニケーションをとり、誤解を解いてよりよい栄養管理を
  • 「このままだと成長できない」と不安を感じているなら、転職活動をはじめることがおすすめ
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この記事を書いた人

医療・介護分野で栄養支援に携わる管理栄養士。
高齢者領域での栄養管理を経験。
働き方に悩んだ経験から、栄養士・管理栄養士のキャリアや在宅高齢者の食事支援について発信しています。

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